あなたは
「布製のバッグやポーチに好きな絵を描いてみたい!」と思った事は有りませんか?
アクリル絵の具と布用のメディウムを使えば、その思いが叶います。
このページでは、トールペイントで布に絵を描く方法をお伝えします。
今回は、スケッチしたものをもとに描いていきますので、
このページを読んで手順が分かったら、
ぜひあなたの好きなものを、スケッチして描いてみてください☆
トールペイントで布に描く
絵の具は何を使えば良いの?
トールペイントで布に描く時、
まず、最初に「どの絵の具を使えば良いの?」と悩むと思うのですが、
布に描く時の絵の具の使い方には
1、アクリル絵の具とファブリックメディウムを混ぜて使う場合
2、布用絵の具を使う場合
の2パターンがあります。
それぞれのパターンで、使うものを紹介していきます。
◆1、の場合
私は、アクリル絵の具は「アメリカーナ」を
ファブリックメディウムは、
「BB ファブリックメディウム」を使っています。
基本的にはどのメーカーのものでも大丈夫ですが、
ファブリックメディウムの中には、
描いた後に、アイロンがけが必要なタイプのものが有ります。
アイロンがけ出来ないような生地を使う場合は、
かける必要のないファブリックメディウムを選びましょう。
(メディウムの説明欄に、アイロンについての記載があると思います☆)
◆2、の場合
「So Soft(ソーソフト)」という布用絵の具を使っています。
ソーソフトは、描いた後がゴワゴワにならず、
アイロンをかける必要もないので便利です。
1、か2、か どちらでも揃えやすい方を選んでください。
用意した道具
今回は、布に描くに当たって、以下の道具を用意しました。
1、布製のバッグ
2、丸筆2号
3、布用絵の具
(または、アクリル絵の具&ファブリックメディウム)
4、筆洗い
5、布(ティッシュでも可)
6、古本(跡や汚れが付いても良い物)
7、鉄筆(またはインクの無くなったボールペン)
8、クリアファイル
9、パレット(牛乳パックを洗って乾かしたもの)
10、(あれば)防水スプレー
1~3、は買う必要があるかもしれませんが、
4~9、の道具はご家庭にあるもので十分です。
(今回は、ペン&インクという、水彩画風の絵を描きたかったので、
この他に
11、先が細いタイプの油性ペン「SAKURAマイクロパーム0.1mm」も用意しました。)
あとは、下絵をフリーハンドで書くか、
転写して書くかによって用意するものが違います。
●フリーハンドで書く場合
チャコペンシルのみ
●転写して書く場合
1、チャコペーパー
2、トレーシングペーパー
3、鉄筆(インクの出ないボールペンでも可)
が必要になります。
トールペイントで布に描く手順
さて、これから実際に描き方を説明していきますね!
下準備
まず、新しい布は、洗濯できるものであれば
洗って糊を落としておきます。
次に、皺を伸ばして、平らにしておきます。
下絵を書く
次に下絵を書いていきます。
前書いたように、下絵を書くには
1、フリーハンドで書く
2、転写して書く
※転写とは、もともとある絵柄をそのまま写すことです。
の2つの方法があります。
これから、それぞれのやり方を説明しますね。
1、フリーハンドで書く場合
チャコペンシルを使って、生地に直接、書いていきます。
(チャコペンシルは、ソーラインシャープペンシルの、緑色の芯のやつがおすすめ)
2、転写して書く場合
まず、トレーシングペーパーに図案を写します。
◆元になる図案が、有る場合は
絵の線を、トレーシングペーパーに写してください。
◆元になる図案が、無い場合は
スケッチをして図案を作るという方法があります↓
【スケッチをして図案を作る方法】
1.まず下描きをする為に、紙に素材の型をとります。
2.紙の、型を取った枠内に、描きたい絵柄をスケッチします。
3.トレーシングペーパーを置いて、ボールペンか鉛筆でなぞり、
紙に描いた図案をトレーシングペーパーに写します。
これで、図案を写したトレーシングペーパーが用意できましたね。
次に、このトレーシングペーパーや転写紙などを、下図の順に重ね、
鉄筆で上からなぞります。
古本を挟むのは、布が沈むのを防ぎ、書きやすくするためです。
また、クリアファイルの上からなぞるのは、
布の上に載せているトレーシングペーパーが 破けないようにするためです。
ちゃんと転写されるよう、少し強い力でなぞる必要があります。
図案が転写され、布に下絵が書けました。
(【2、転写して書く場合】の解説はここまでです)
このように、転写はけっこう大変です。汗
転写は、布に下絵を書くための1つの方法なので、
転写をしたくない場合は、この転写の部分は飛ばして、
前述の【1、フリーハンドで書く場合】の方法で、チャコペンシルを使って、生地に直接 下絵を書きましょう。
少々長くなったので(笑)
続きは次ページをご覧ください☆