あなたは、
「トールペイントでガラスに描くにはどうすれば良いんだろう…」と思ったことはありませんか?
ガラスに描く時の下準備や、仕上げの方法についても知りたいのかもしれませんね。
実は、トールペイントでガラスに描くには、2つの方法があるんです。
1、ガラス用絵の具で描く方法と、
2、ガラス用の下地剤を使って
アクリル絵の具で描く方法 です。
このページでは、
「1、ガラス絵の具で描く方法」について、詳しくお伝えしていきますので、
ぜひ参考にしてみてください!
(2、の方法はコチラ)
トールペイントでガラスに描く
ガラス絵の具の分類
トールペイントでよく使う ガラス用絵の具は、
1.下地剤と仕上剤を、
塗る必要が有るか、無いか
2.定着方法は、
自然乾燥か、オーブンでの焼付けか
によって、分類することができます。
基本的には、
下地剤と仕上げ剤を塗る必要が無い、
オーブンで焼付けをするタイプ
が、絵の具の定着力は 強い傾向にありますよ。
おすすめのガラス絵の具
ガラス用絵の具の中でも、
私の1番のおすすめは「ヴィトレア160」です。
人体に無害な絵の具で、オーブン焼付けのタイプです。
この絵の具を使った作品は、食器として使うこともできます。
また、下地剤や仕上げ剤を 塗る必要がなく、他の絵の具にくらべて扱いやすいですよ☆
食器として使える作品を 作りたい場合、
絵の具は、無害(食品衛生基準をクリア)と表記されている物を選びましょう。
ガラス絵の具の紹介
これから、トールペイントで使うガラス絵の具の中で
有名なものを、3つ紹介していきます。
◆1.下地剤と仕上剤を、
塗る必要が有るか、無いか
◆2.定着方法は、
自然乾燥か、オーブンでの焼付けか
の基準で分け、
それぞれの絵の具の特徴を まとめてみたので、参考にしてください(^^)
1、下地剤・仕上げ剤不要/オーブン焼付けタイプ
ガラス用水性アクリル絵具
【ヴィトレア160】
・定着方法:オーブンで焼き付ける
(最低24時間の自然乾燥後、160℃のオーブンで40分焼く)
・焼き付けて定着するので、(水で洗っても)色落ちしない。
・食器として使用可能
(人体に無害な水性絵具なので)
・グロス色(艶あり/全20色)
マット色(艶消し/全10色)
シマ―色(光沢色/全6色)
の3種類があり、絵の具の光沢の度合いが選べる
・セット商品がある
(ヴィトレア160 6色ディスカバリーセット、ヴィトレア160 12色ディスカバリーセット)
2、下地剤・仕上げ剤不要/自然乾燥タイプ
ガラス・金属用溶剤系絵具
【ヴィトラーユ】
・定着方法:自然乾燥
・透明感があり、ステンドグラスのような仕上がりになる
・あくまでも観賞用で、食器としては使用できない
・油性絵の具なので、筆を洗う時に専用の筆洗い液(オドレスミネラルスピリッツ)が必要
3、下地剤・仕上げ剤が必要/自然乾燥タイプ
【パームエナメル絵の具】
(デルタ セラムコート)
・定着方法:自然乾燥
(10日間の自然乾燥で仕上げる)
・専用の下地剤と仕上剤が必要
・あくまでも観賞用で、食器としては使用できない。
・他のガラス専用絵の具に比べ、ネットでは 取り扱い店舗が少ない。
・下地剤として「パームエナメル サーフェイスコンディショナー」が必要
・サーフェイスコンディショナーを塗った後、4時間以内に絵を描く
・描いたら 約1時間位乾燥させ、
パームエナメル仕上剤を2回塗り、1回塗るごとに1時間位の乾燥が必要
トールペイントをガラス絵の具で描く|あとがき
今回は、ガラス用絵の具を使って描く方法をまとめてみました。
おすすめのガラス用絵の具は、食器としても使用可能な「ヴィトレア160」でしたが、
これから技術が進歩して、また新しいガラス用絵の具が出てくるかもしれないので、
気になる方は、情報を時々チェックしてみてくださいね。
また、ガラスに絵を描く時には、
下準備として、
ガラスを綺麗に洗って、乾かしておく必要があります。
次ページで、
このような下準備の方法や、ガラスに描く時の注意点などもお伝えします。
さらに、ガラスに絵を描くもうひとつのやり方、
“ガラス用の下地剤を使って、アクリル絵の具で描く方法”
についても書いてますので、ぜひ、次ページを参考にされてくださいね!