トールペイントって何?どんな絵の具を使うの?
この章では、「トールペイントって何だろう?」と疑問を持ったあなたに、トールペイントについて分かりやすくお伝えします。
また、トールペイントをする際に使うアクリル絵の具についても、詳しく解説しています。
トールペイント用絵の具と、普通のアクリル絵の具の違いや、
トールペイント用絵の具として代表的な、2種類の絵の具の違いについても、お伝えしていますので
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
トールペイントとは??
tole(トール)とは、フランス語でブリキの意味の言葉であり、昔ブリキに絵付けをしていた事が由来になっています。
ヨーロッパから、移民によりアメリカに伝わり、その後アクリル絵の具が開発された事により、クラフトとしてブームになりました。
日本では、ヨーロッパの伝統的な手法や筆遣いを用いて、木や布・ブリキ・缶等の
様々な素材に描く事を、総称してトールペイントと呼んでいます。(トールペインティング、と呼ぶ事もあります。)
トールペイント用アクリル絵の具について
トールペイントは、アクリル絵の具で描く方と、オイル絵の具で描く方がいらっしゃいますが、
今回は、初心者でも扱いやすいアクリル絵の具について説明します。
トールペイント用アクリル絵の具は、普通のアクリル絵の具より、薄めに作られており、様々な筆遣いに対応できます。
トールペイント用アクリル絵の具として代表的なものに、セラムコートとアメリカーナが有ります。
セラムコートとアメリカーナの違いは、
セラムコートの方が濃度が薄く、初心者向けという点です。(薄い方が筆遣いの自由度が高いため)
それに比べ、アメリカーナは濃度が濃く、重ね塗りが早く終わるので、こちらの方が使い勝手が良いという方もいます。(私は時短の為に、アメリカーナをよく使います。)
「セラムコート」「アメリカーナ」共に、200色以上の色数が有り、混色しなくても思い通りの色が見つかる可能性が高いです。
まずは、「セラムコート」「アメリカーナ」の違いを考えず、欲しい色を揃えると良いと思います。(2つを併用される作家さんも多いです。)
一本あたり約200円〜300円くらいですが、一色当たりの量が多いので長く使えます。
トールペイントコーナーがある、大きなホームセンターや、ネットショップで買えます。
引き続き、トールペイントで使う基本的な道具について解説していきます。