あなたは、
「トールペイントを始めたいけど、どんな筆を揃えれば良いの?」とお悩みではありませんか?
このページで、そのギモンにお答えします!
トールペイントの時、どんな筆を使えば良いの?
トールペイント(アクリル絵の具で描く場合)に使う筆で、おすすめなのはナイロン筆です。
(動物の毛の筆は、毛の中で絵の具が固まった時に取れなくなるので、避けましょう)
私は、アシーナのナイロン筆を使っています。
筆の号数が大きいほど、
筆も大きく、塗れる面も広くなります。
(細かい作業は 小さい号数の筆で、
大きな面は 大きい号数の筆が塗りやすいです)
筆の毛先の形が整っていたほうが描きやすいので、
最後まで描き終わって筆を洗った後は、なるべく筆の毛先を整えて、保管するようにしましょう☆
トールペイントでよく使う 筆の種類は?
トールペイントで使う筆には、
色んな種類(タイプ)のものがあるのですが、
今回は、トールペイントの際によく使う、
代表的な筆の種類をお伝えします。
◎平筆
平筆は、広い面を塗る時や、
シェイド(影)、ハイライト(明るい部分)などのグラデーションを表現する時に使用します。
特にアメリカントールペイントでは、
サイドローディング、ダブルローディングといった技法で使う事が多いです。
また大平筆(大きなサイズの平筆)は、ニスやシーラーを塗る時に使う事もあります。
◎丸筆
丸筆は、毛先が丸くなっており、
小さいモチーフの下地を塗る時などに使います。
特に、ヨーロピアントールペイントでは使う頻度が高く、
全てのモチーフを丸筆だけで描き上げるジャンルもあるんですよ☆
◎ライナー筆
その名の通り、
葉のツルや、花のおしべなどの細い線(ライン)を描く時に使います。
他の筆に比べて、穂先が長いものが多く、絵の具を多く含ませる事が出来るので、
長いストロークを描く時に重宝します♪
ただ、穂先が長い筆は、
慣れてないと少し扱いづらいので、
初心者の方の場合は、
ライナー筆の中でも、穂先の短いタイプの方が使いやすいでしょう。
◎ステンシル筆
ステンシルバケ(刷毛)とも言います。
短い固めの毛で出来ており、先が平らになっています。
絵の具を少しつけ、パレットで落として、画面にトントンと叩くと、細かい点が沢山描けるので、
それを動物の短い毛のように見せたり、
薄めに叩いて、グラデーションを作ったりします。
◎鉄筆
先が金属でできており、少し丸くなっています。
先端に絵の具を少し付け、画面にトンッと置くと、小さな点が描けるので、小花を描く時によく使います。
転写の作業で、形や線をなぞる時にも使用します。
(鉄筆が無い場合は、爪楊枝や、インクの出なくなったボールペンでも代用できますよ☆)
その他の筆は?
基本的な描き方は、上記の筆で出来ますが、
トールペイントで使う筆には、他に
アンギュラー筆、フィルバート筆、ファン筆、モップ筆など、色んな種類があります。
これらは、
(トールペイントを続けると、色んな種類の筆を使って新しい技法を取り入れたくなる時期がくると思うので、)
欲しくなった時に、必要なものを少しずつ揃えていくと良いでしょう☆
さて、次のページでは
トールペイントでよく使う筆のサイズについてお伝えします。