「トールペイントで木製の家具や、インテリアに描いてみたいけど、どうすれば良いか分からない!」と思っているあなたに、
トールペイントで家具に描く手順を分かりやすくお伝えしていきます。
前ページ「家具に描く(1)」の続きになります。
(↑こちらのページに、下準備までの工程を載せています)
今回は、おもに花の絵(オニユリと桜)を描く工程の解説になります。
最後の方に、家具に描いた後のニスの塗り方も説明していますので、参考にして下さいね。
トールペイントで家具に描く(2)
ではこれから、いよいよ家具に絵を描いていきます!
※今回、ティッピングという技法をよく使うので、まずこの説明をしますね。
1.始めに一色目の色を、筆の穂先全体に付けた後、
2.二色目を、筆の先に少し取ります。
3.三色付ける場合は、さらに三色目を筆の先に少し取ります。
このような(筆への)絵の具の付け方で、描いていく技法をティッピングと呼びます。
1.さてさて、では早速オニユリから描いていきましょう☆
【1】最初に葉を描きます。
(Leaf Green、Snow White、Cadmium Yellowのティッピング)
【2】次に茎を描きます。
(Leaf Green、Snow White、Cadmium Yellowのティッピング)
【3】ここから花を描いていきます。
◇オニユリの花の描き方◇
5つの長めのカンマストロークで、1つの花に見せます。
オニユリの花弁の3枚を描き、
(Calico Red、Snow Whiteのティッピング)
3枚の間に花弁を2枚描きます。
(Calico Red、Snow Whiteのティッピング)
【4】次に、3本のしべを描きましょう。
(色:Terra Cotta)
【5】最後に、オニユリの周りに、カンマストロークの飾りを描きます。
(色:Venetian Gold)
〇右のオニユリ完成!
〇左のオニユリも同様に描きます
2.ここから桜を描いていきます☆
【1】まず、葉を描きましょう。
(Leaf Green、Snow White、Cadmium Yellowのティッピング)
【2】次に桜の花を描きます。
(Melon、Snow Whiteのティッピング)、(Baby Pink、Snow Whiteのティッピング)の二種類の色の桜を描きます。
◇桜の花の描き方◇
花弁の先から描いて重ね、2つのカンマストロークを1枚の花弁に見せます。
それを5セット描くと、1つの桜の花になります。
↓2枚の花弁(4個のカンマストローク)を描いた所
1つの花当たり合計5枚の花弁(10個のカンマストローク)を描きます。
【3】次に、赤色のつぼみを描いて、つぼみの茎を描きましょう。
(つぼみの茎:Leaf Green、Snow White、Cadmium Yellowのティッピング)
【4】桜の花芯を描きます。
(Cranberry Wine、Snow Whiteのティッピングで、)画面にトントンと数回、花芯の位置に円状に置くように描いていきます。
※二色が混ざり過ぎないように置くと綺麗です。
【5】花芯の周りを(色:Snow White)の点々で囲みます。
※慣れない内は、鉄筆を使って色を置いてみましょう。
〇桜完成!
【絵の部分、全て描き終わりました】
3.絵の具が完全に乾いたら、最後にニスを塗りましょう☆
◇家具に描く場合のニスの塗り方◇
描いた絵の形に沿って、外側まで
少し(1~2ミリ)はみ出すような感じでニスを塗ります。
※ニスが乾いてから、もう一度ニスを塗ると耐久性が高まります。
トールペイントで家具に描く|あとがき
描いてみていかがでしたか?
トールペイント初心者さんの場合は、今回のオニユリと桜の描き方は、少し難しかったかもしれませんね。
そんな時は、前ページの下絵を変えて、あなたの描きやすい絵で、挑戦してみましょう☆
部屋にある家具に、あなたが描いたお気に入りの絵があれば、きっと気分も上がりますよね♪
でも、家具はいつも目に付く所なので、描きたくても躊躇してしまう場合があるかもしれません。
そんな時は、見えにくい場所に試しに描いてみたり、捨てても良さそうなもので練習してみるのがオススメです。
そうやって、少し自信を付けてから挑戦してみると、気持ち的にも、描きやすくなりますよ(^_-)
さて次ページでは、布に描く方法を解説していきます。