このページでは、
「トールペイントで布に描いてみたいけど、どうしたら良いんだろう?」と困っているあなたに、
トールペイントで布に描く手順を詳しく解説していきます。
前ページ「布に描く1」の続きになります。
(↑こちらのページに、下準備までの工程を載せています)
今回のページでは、色塗り以降の工程を説明します。
トールペイントの「ペンアンドインク」という技法のやり方や、布に描く時の仕上げの方法もお伝えしますので、参考にしてください☆
トールペイントで布に描く手順(2)
色塗り
布に下絵が書けたので、
これから色塗りをしていきます。
【point!】袋状の布は、絵の具を塗っていく内に、生地を絵の具が通過して、
反対側(下の方のもう一枚)の生地に色が染み込んでしまう場合があります。
それを避ける為に、生地と生地の間に、汚れても良い古本を挟んだまま描いていきましょう。
◆1、布用絵の具を使う場合
パレットに絵の具を出し、そのまま描いて行ってください。
◆2、アクリル絵の具とファブリックメディウムを混ぜて描く場合
【point!】絵の具とメディウムは筆の後ろで混ぜると混ぜやすいです。
混ぜた後色を塗っていきます。
今回は、これから ペンアンドインクという技法を使って描いていきます。
絵の具を水で薄めて描き(水彩画風)、最後に油性ペンで 縁取りしていく方法ですよ☆
まず絵の具を、水で薄めて描いていきます。
時計のベルトを塗りましょう。
【DA039:Victorian Blue 】
時計のベルト部分が塗り終わりました。
【point!】ペンアンドインクの時に、絵の具を薄めて塗る際は、多少 色にムラが有った方が、後でペンで縁取った時に、味が出ます。
次に、時計の金具部分を塗ります。
【DA202:Champagne Gold 】
時計の色を塗り終わりました
メガネの前面のフレームを塗ります。
上の部分は【DA128:Deep Burgundy】で、レンズの周りは【DA272:Purple Cow】で描きます。
メガネのレンズを【DA193:Blue Chiffon】で薄めに塗ります。
左右のフレームを塗りましょう。
【DA272:Purple Cow】
耳あての部分を【DA031:Baby Pink】で、その影の部分(下の方)を【DA128:Deep Burgundy】で描きます。
【point!】色が濃くなりすぎた場合は、ティッシュで軽く押さえて下さい。
色塗りは、ここまでで終わりです。
ここから、先が細い油性ペンで、絵の縁取りをして行きましょう。
時計の文字盤を描いて、
時計全体、メガネも縁取りして完了!
仕上げ
次に、使用したファブリックメディウムや、布用絵の具のボトルの説明に「アイロンをかけてください」と書いてある場合は、
あて布をしてアイロンをかけてください。
最後に、(汚れにくくする為に)防水スプレーをかけて出来上がりです。
トールペイントで布に描く|あとがき
今回、トールペイントで布に描く手順を解説してきましたが、いかがでしたか?
布に描く時、生地の種類によっては、凹凸があって塗りにくいものも有るでしょう。
でも私は、出来上がったバッグを持ち歩くたびにウキウキして、また描きたくなります(笑)
普段使いの物に描くと、描く過程も楽いし、何より使う喜びが有ります。
良かったら、ぜひあなたもトライしてみてくださいね(^^)
次ページからは、
トールペイントでガラスに描く方法を解説していきます。