トールペイントの筆使い(ストローク)の一種、ダブルローディングは、
シェイド(影になる部分)とハイライト(明るい部分)を同時に描けるストロークで、
主にグラデーションを表現する時に使います。
トールペイントでグラデーションを表現する筆使いには、
ダブルローディングの他に、サイドローディングがありますが、
この2つの違いは、使う「色の数」です。
サイドローディングは、1色の絵の具で描き、
ダブルローディングは、2色の絵の具を使って描きます。
ダブルローディングを描くと、その2色が中央付近でつながり、グラデーションになります。
トールペイントのダブルローディング|描き方
これから、トールペイントのダブルローディングの描き方を解説していきます☆
まず、筆の両側にそれぞれ1/2くらい、三角形に絵の具を付けます。
こんな感じになればOK
次に パレット上で、(一方向に)筆を3~4回程動かして、絵の具をならします。
筆の位置を、その都度 右に左にと少しずらして、ならすようにします。
(こうする事で、2色の絵の具が中央付近で混ざりグラデーションになります)
筆をひっくり返し、反対側も1回動かしてならします。
筆を寝かせぎみにして、画面に描いていきます。
完成!(2色がグラデーションになりました☆)
ダブルローディングが、かすれた時は?
水が足りなくて、ダブルローディングが以下のようにかすれた時は、
もう一度、筆に絵の具を付け、パレットでなじませて、
上からなぞります。
見栄えが少し良くなりました☆
トールペイントのダブルローディング|まとめ
今回、難易度が高めのダブルローディングについてお伝えしました。
描いてみていかがでしたか?
私が、ダブルローディングを 最初に練習してた頃は、2色の境目が離れてしまう事がよくありました。
この筆使いは、そこが難しいところだと思います。
でも、そんな時は、
1.筆に絵の具を付ける段階で、2色が少し重なるように付ける。
2.描く前に、パレット上で3~4回筆を、左に右にとずらして、絵の具をならす。
これをやれば改善されるでしょう。
ぜひ、ためしてみてくださいね☆
次ページでは、覚えておくと便利な Sストローク、Cストロークについてお伝えします。