トールペイントでよく使う筆の種類と使い方
このページでは、
「トールペイントの筆の種類はだいたい分かるけど、どのサイズを揃えたら良いか分からない」
というあなたに、
トールペイントで使用頻度が高い筆のサイズと、使い方についてお伝えしていきます。
(筆のおおまかなタイプの解説はこちら)
トールペイントでよく使う筆のサイズって?
アメリカントールペイントの際によく使う筆は、以下になります。
・大平筆 3/4インチ
・平筆8号
・丸筆 4号
・ライナー筆2号
・ライナー筆10/0号
・ステンシル筆 3号
◆それぞれの筆の用途と使い方◆
【大平 3/4インチ】
広い面を塗る時に使います。
主に、下地作り(シーラー塗り)や仕上げ(ニス塗り)で使います。
(ニスを塗った後は、毛の流れに沿って石鹸でよく洗い、
毛先を整えて直しておくと、筆の持ちが良くなりますよ☆)
まだ穂先がキレイなうちは、この筆の広さを活かして
(サイドローディングの技法を使って)
素材全体にグラデーション模様を作ることもできます。
【平筆8号】
そこまで広くない範囲を塗る時や
サイドローディング、ダブルローディングの技法を使って
影やハイライト(光があたるところ)を描く時に使います。
この筆は、特に使う頻度が高いです。
【丸筆 4号】
狭い範囲を塗る時に使います。
円を書いたり、葉っぱを塗る時に重宝します。
【ライナー筆2号、ライナー筆10/0号】
葉の筋やツルなどの、細い線を描く時に使います。
穂先が長いものは、絵の具をよく含むので、長いものを描く時に便利です(^^)b
しかし、初心者の方にとっては、穂先の短いもののほうが扱いやすいと思います。
【ステンシル筆 3号】
名前の通り(笑)、ステンシルをする時に使います。
トントンとたたくと、細かい点をたくさん付けることが出来るので、
動物(クマなど)の毛並みや、人形のほっぺたの部分に使ったりもします。
アッセンデルフトでよく使う筆って?
ちなみに、アッセンデルフト(ヨーロピアン)でよく使う筆は、以下になります。
・大平 3/4インチ
・丸筆 8号、6号、2号
・ライナー筆 10/0号
この他に、鉄筆もあると便利ですが、
これは、インクの出なくなったボールペンでも代用できますよ☆
次のページでは作品の仕上げの時、
絵を保護するために塗る「ニス」についてお伝えします。