木製の「家具」に描く時の手順(2)
「トールペイントで木製の家具や、インテリアに描いてみたいけど、どうすれば良いか分からない!」
と思っているあなたに、描き方を分かりやすくお伝えしていきます。
前ページ「家具に描く(1)」の続きになります。
(↑こちらのページに、下準備までの工程を載せています)
今回は、おもに花(オニユリと桜)を描く工程の解説になります。
最後のほうに、家具に描いた後のニスの塗り方も説明していますので、参考にして下さいね。
ではここから、いよいよ家具に花を描いていきます!
1.まずはオニユリから☆
【1】最初に葉を描きます。
(DA051:Leaf Green とDA01:Snow White、DA010:Cadmium Yellow のティッピング)
【2】次に茎を描きます。
(DA051:Leaf Green とDA01:Snow White、DA010:Cadmium Yellow のティッピング)
【3】ここから花を描いていきます。
◇オニユリの花の描き方◇
5つの長めのカンマストロークで、1つの花に見せます。
オニユリの花弁の3枚を描き
(DA020:Calico Red と DA01:Snow Whiteのティッピング)
3枚の間に花弁を2枚描きます。
(DA020:Calico Red と DA01:Snow Whiteのティッピング)
【4】3本の雌しべを描きます。
(DA062:Terra Cotta)
【5】カンマストロークの飾りを描きます。
(DA072:Venetian Gold)
○右のオニユリ完成
○左のオニユリも同様に描きます
2.ここから桜を描いていきます☆
【1】まず、桜の葉を描きます。
(DA051:Leaf Green とDA01:Snow White、DA010:Cadmium Yellow のティッピング)
【2】次に桜の花弁を描きます。
(DA251:Melon とDA01:Snow Whiteのティッピング)、(DA031:Baby Pink とDA01:Snow Whiteのティッピング)
の二種類の色の桜を描きます。
◇桜の花の描き方◇
花弁の先から描いて重ね、2つのカンマストロークを1枚の花弁に見せます。
それを5セット描くと、1つの桜の花になります。
↓2枚の花弁(4つのカンマストローク)を描いた所
1つの花当たり合計5枚の花弁(10個のカンマストローク)を描きます。
【3】つぼみ(赤色)を描いて、つぼみの茎を描きます。
(DA051:Leaf Green とDA01:Snow White、DA010:Cadmium Yellow のティッピング)
【4】桜の花芯を描きます
(DA112:Cranberry Wine とDA01:Snow Whiteのティッピングで、)画面にトントンと数回、花芯の位置に円状に置きます。
※二色が混ざり過ぎないように置くと綺麗です。
【5】花芯の周りを(DA01:Snow White)の点々で囲みます。
※慣れない内は、鉄筆を使って色を置いてみましょう。
○桜完成
○全体
3.絵の具が完全に乾いたら、最後にニスを塗ります☆
◇家具に描いた場合のニスの塗り方◇
描いた絵の形に沿って、外側まで
少し(1〜2ミリ)はみ出すような感じでニスを塗ります。
※ニスが乾いてから、もう一度ニスを塗ると耐久性が高まります。
描いてみていかがでしたか?
ヨーロピアンを習ったことが無い方には、今回のオニユリと桜の描き方は、少し難しかったかもしれませんね。
そんな時は、前ページの下絵を変えて、あなたの描きやすい絵で、挑戦してみましょう☆
部屋にある家具に、あなたが描いたお気に入りの絵があれば、きっと気分も上がりますよね^_^
でも、もしかしたら、家具はいつも目に付く所なだけに、描きたくても躊躇してしまう場合があるかもしれませんね。
そんな時は、見えにくい場所に試しに描いてみたり、捨てても良さそうなもので練習してみるのがオススメです。
そうやって少し自信を付けてから、挑戦してみると、気持ち的にも、描きやすくなりますよ(^_-)
さて次ページでは、布に描く方法を解説します。布バックとかに描いて、持ち歩くのも楽しいですよ〜。