あなたは、
「トールペイントの下地作りって、どうやるんだろう…」とお悩みではないですか?
トールペイントは、色んな素材に描けますが、
その素材に合った下地作りが、とても大事です。
(お化粧と同じように、
土台となる、下地が肝心なんですね。)
今回は【白木】【木製品、プラスチック、金属製品】【布】【空き缶】の素材別に、
下地作りのやり方を、詳しくお伝えしていきます。
ぜひ、参考にしてみてください☆
トールペイントの下地作り【材料別】
白木の下地作り
白木というのは、塗料などが塗られていない、素のままの木のことを指します。
トールペイントの素材で、最もよく使われるのが白木です。
大きめのクラフトショップや、ネットショップで、
トールペイント向けに、形や表面を加工してある白木を手に入れることができます。
手順
1.まず、木の凸凹を無くすため、
表面に軽くヤスリをかけます。
2.ヤスリがけで出た木屑を、布で拭きます。
3.シーラーを表と裏に塗ります。
(反りを防ぐ為に両面に塗りましょう)
4.最後に乾かします。
早く乾かしたい場合はドライヤーを使いましょう。(温風の方が、早く乾きますよ☆)
これで白木の下地作りは完成です。
(白木に描くやり方は、コチラで詳しく説明しています)
木製品(家具)・プラスチック・金属製品の下地作り
【木製品(家具)、プラスチック、金属製品】の下地の作り方は、ほぼ同じです。
白木の時と違うのは、
・ヤスリがけをしない場合が有る
・絵の具を塗る前に、試し書きをする
という点です。
手順
1.まずはじめに、ヤスリがけをするかしないか判断します。
塗装してある素材の場合は、(色がはげるので)基本的にヤスリがけはNGです。
ただし後から、絵の具を全体に塗る場合は(地が見えなくなるので)ヤスリがけしてOKです。
2.次に描く予定の場所に、
薄い色で試し書きをします。
【ここで、色がしっかり載るかを見ます】
◆色が載った場合は、
絵の具だけでペイントしていきます。
◆色が載らない(絵の具がはじかれる)場合は、
絵の具にシーラーを混ぜてペイントしていきます。
【木製品(家具)・プラスチック・金属製品】は、塗装されていたり、表面がツルツルだったりするので、
絵の具にシーラーを混ぜないと、色が載りにくいことがあります。
ただ、色を変える度に混ぜるのも手間なので、
最初に試し書きをして、
絵の具にシーラーを混ぜるか混ぜないか、判断するんですね。
絵の具にシーラーをまぜても色が載らない時は
シーラーを混ぜても色が載らない場合は、
その素材自体が、水をはじく性質を持ってる可能性があるので、
目立たない程度に、描く場所にヤスリをかけるか、思い切って別の素材に変えましょう。
(※木製品(家具)に描くやり方は、こちらで説明しています)
布に描く時の下地作り【手順】
1.新しい布を使う場合は、(洗濯できるものであれば)洗って、糊を落としておきます。
2.シワを伸ばして、平らにしておきます。
3.それから下絵を写して、
●絵の具と布用メディウムを混ぜたもの
●布用絵の具
のどちらかで塗っていきます。
描いた後、仕上げに防水スプレーをかけると、汚れが付きにくくなりますよ☆
(布に描くやり方は、こちらで詳しく説明しています)
空き缶に描く時の下地作り【手順】
1.まず、ヤスリをかけます。
(絵の具の定着を良くするため)
2.布で綺麗に拭いてから、
シーラーを塗ります。
3.絵を描いていきます。
「フタが被さる所」に
ヤスリをかけたり、シーラーや絵の具を塗るのはNGです。
(あとからフタが取れなくなるので)
トールペイントの下地作り|あとがき
今回、素材別に下地作りの方法をお伝えしましたが、いかがでしたか?
文章を読んだだけだと、少し、
コムズカシイ感じがしたかもしれませんね。
でも、実際にやってみたら、
考えてるよりスムーズに行くことが多いです。
(やったら意外と出来るみたいなパターン。笑)
なので、あなたも今回の内容を参考にして、
色んな素材に挑戦してみてはいかがでしょうか?
次ページからは、実際に絵を描く方法を紹介していきます(^^)